釜蓋朔日(かまぶたついたち) 新間見性寺住職ブログ

新間見性寺公式サイトはこちら http://kenshoji.com/
お盆にご先祖様がどこから帰ってこられるかについては
地獄の釜の蓋が開いてとする地方、山や川、海や空の彼
方、さらに十万億土の極楽から、または善光寺や高野山
等の古刹寺院からなど本当に色んな意見があります。
特に、7月1日を「地獄の釜の蓋空き」といい、先祖、
または仏様が地獄から出かけてくる日であるという風習
が伝わる地域は日本全国にあります。「縁の下へ頭をつ
っこむとボーという地獄の音が聞こえる」、「閻魔様
が釜の蓋を叩いて盆帰りの出発合図をするから、朝早く
井戸の中に首を入れると、その音が聞こえる」や色々な
伝承があります。
でも、なぜ盆月の朔日(ついたち)に釜が開くのでしょ
う?ちょっと早いような気もしますが、地獄から我が家
までの道のりは非常に長く、朔日に地獄から解放される
のでなければ、盆までに間に合わないということなんで
す。このようにお盆行事に先祖精霊信仰が無理なく仏教
行事として定着していることは、ほんとに先人の努力の
結晶であり、見性寺の住職として感謝の念でいっぱいで
す・・・報恩感謝